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まだ殻の色で卵を選んでるの?殻の色でなく卵を選ぶ本当の3つの基準

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卵と言えば白い殻と茶色い殻(赤玉)の2種類有りますが、多くの方は茶色い殻を高級卵として認識しておりますよね?そして茶色い殻の卵の方が無意識のうちに美味しそう・安心って思ってしまいますよね。

自分で料理するまでは勝手に茶色い殻の卵の方が安心+栄養価が高いって思っておりました。しかし、残念ながらそれは卵の販売する側の戦略で有り、卵を選ぶ基準を殻の色で選ぶ事に意味は全くありません。

今回は殻の色で卵を選ぶ無意味さ及び卵を選ぶ本当の3つの基準について解説していきたいと思います。

 

卵を殻の色で選んでも意味が無い3つの理由

殻の色はニワトリの色によって決まる。卵の黄身の色は餌でいくらでも変えることが出来る。

 

卵の殻の色はニワトリの品種によって決まります。育成環境ではありません。

皆さんがおなじみの羽が白いニワトリ(白色レクホン)は白い卵を産み。羽の茶色いニワトリ(ロードアイランドレッド)は茶色い卵を産みます。

育成環境が全く同じ&餌も同じで鶏自体の品質は変わりません。

また黄身の色が白い=不味そう・栄養なさそうと思われ、黄身の色が濃い=濃厚・美味しそう・栄養満点って思う方もいるようですが、これも生産者次第で色を変えるのは簡単。

黄身を濃くしたいのであれば、通常の餌にパプリカを混ぜることで黄身の色をオレンジに近づけることも可能ですし、薄い黄色レベルを目指すのであれば、トウモロコシではなく米を中心にした餌に変えることで薄い黄身にすることが可能です。

後に紹介しますが、黄身の色で栄養満点って思うのは全くもって意味がありません。

ココがポイント

トウモロコシから米にすることで、食品自給率がUPし、トウモロコシの価格変動リスクにも対応&脂肪酸減少による日本人好みの卵ができると言うことで期待されております。

米を与えることで黄身の色が薄くなりますが、返って体に良い場合もあるのです。

参照:飼料用米の生産・給与技術マニュアル

 

殻の色で卵の栄養価は全くもって変わらない。

殻の色で卵を選ぶ意味が無い最大の理由は、

卵自体の栄養価が全くもって変わらないからです。

そりゃそうです。同じ環境・同じ餌で育てられているニワトリが品種が違うだけで栄養価が一気に変わるなんて事はあり得ません。

一般的な卵1個の栄養価

・91キロカロリー

・タンパク質7.4g

・脂質6.2g

・炭水化物0.2g

・ビタミンA

・ビタミンE

・その他ミネラル類(リン・鉄・カリウムなど・・・)

ビタミンAは視力を保つための生理的機能に働き掛け、ビタミンEは体内の酸化(老化)を抑える働きがあるビタミンです。故に卵はパワーフードと言われております。ですが、殻の色が変わったからと言ってビタミンAが沢山入っているって事は無いのです。

ココに注意

特玉といって、ビタミンEが豊富に含まれている茶色い殻の卵が売られている場合があります。しかしそれは白い卵でも特玉を作る事は可能。

特玉はビタミンEを多く含む餌を混ぜて食べさせている鶏が生んだ卵だから特玉と言われているだけです。

殻の色で栄養が変わるって事はありませんよ。

 

栄養価が変わらないのに茶色い卵が高いのは高級そうに見える&養育費が掛かる鶏だから

 

では栄養価も変わらない・餌も育成環境も変わらない卵がニワトリが品種違うだけなぜ値段がこうも違うのでしょうか?答えは茶色い殻のニワトリの方が養育費が掛かるからです。

白いニワトリ(白色レクホン)は食費も掛からない上、多く卵を産みます。そのため卵1つ辺りの単価を安くすることが可能なのですが、羽の茶色いニワトリ(ロードアイランドレッド)は白いニワトリよりも餌を沢山食べる上、卵を産む数が少ない=1つ辺りの卵の単価が高いのです。

(今では品種改良され白色レクホンと変わらない数の卵が産めると言われております。)

それでは茶色いニワトリをもつ販売者も儲けが少なくなってしまいます。

そこで販売者側が茶色い卵は高級という演出をCMなどで行い、茶色い殻の卵を高く売ることに成功しただけなのです。私も茶色い殻は高級と思い込んでいた一人でした。

よって、特玉と言われるビタミンEが豊富な卵も白い殻の卵で作るよりも、茶色い殻の卵で作った方が高く売れる為、茶色い殻のでしか特玉を作らないのです。

では卵の殻の色で選ぶ意味がないと分かったところで、卵を選ぶ本当の3つの基準について解説させていただきます。

 

殻の色ではなく卵を選ぶ本当の3つの基準。

卵の賞味期限が長いか?新鮮か・保存場所

卵を選び基準として、賞味期限が長い=産んでから時間が経過していない新鮮な卵かを判断します。

日本の賞味期限の基準として以下のように定められております。

卵の賞味期限

・夏:採卵後16日以内
・春&秋:採卵後25日以内
・冬:採卵後57日以内

賞味期限が長ければ長いほど、産んでから時間が経っていない新鮮な卵って事です。賞味期限の長いものを選ぶのが良いでしょう。

ちなみにこれは生食で食べる賞味期限で設定されており、焼いて食べる卵であれば少し賞味期限が切れていても大丈夫。

但しこの賞味期限については、いずれも購入後に冷蔵庫(10℃以下)で保存する場合の期限です。希にスーパーで常温で置かれている卵があったりしますが、その場合はこの限りではないと言う事に注意しなければなりません。

もし卵を買うのであれば、冷蔵庫に入っている卵を購入しましょう。購入後はすぐに冷蔵庫にしまっておきましょう。

ココがポイント

卵の新鮮さを確認する方法として、10%の食塩水につけた水に沈めると言う方法があります。

食塩水に付けて卵が横向きに沈めば新鮮で、浮いてきた場合は注意が必要。

※180ccの水に20グラムの食塩を入れれば、10%の食塩水が出来ます。

 

卵を産むニワトリの育成状態・鶏は熱いのが苦手。安い卵は劣悪な環境で育てている可能性大

 

美味しい卵を産むためには、ニワトリの健康状態が一番です。育てる環境が劣悪でストレスフルのニワトリからは良い卵が生まれる訳がありません。

人間だってストレスフルの環境では良い仕事が出来ないのと同じで、ニワトリだって良い卵を産む(良い仕事)が出来ないのです。

ストレスフリーで育てられているニワトリの方が美味しい卵を産むのは当然。よって育成環境で判断するのがオススメ。

 

またニワトリは体温調節が出来ない変温動物&汗がかけないので暑さに弱い生き物です。

育成している環境が暑い地域で、健康状態も良くない中の卵はよろしくないでしょう。

育成しているエリアが逆に夏でも避暑地だったりすると、ニワトリの健康状態もよく、良い卵が生まれやすいと言われております。よって生産者のエリアの気候状態をみるのも1つ。

 

鶏が飲む水・卵は水分が約49%~60%を占める。水が卵の質を決めると言っても過言じゃ無い。

卵は殻・薄皮1:水分を含む白身6:黄身3で水分部分が約49%~60%を占めると言われております。よって卵は水が決めると言っても過言ではありません。

ニワトリの飲んでいる水についても知っておくべきでしょう。

ニワトリは体温調節が出来ず、自ら体を冷やすことが出来ないため、水を沢山飲んで体を冷やそうとします。

ニワトリが大量に飲む水が劣悪で鉄の匂いしかしない水と、水に拘っている・山の麓水を飲ませているニワトリだったらどっちが良い卵を産むかは言わなくても分かります。

良いお酒は水が命って言うように、良い卵を決めるもまた水が命なのでしょう。なんせ半分が水で出来ている物ですからね・・・

 

まとめ:水と育成場所に拘った卵を食べてみては?

 

卵の殻の色で選ぶことが意味の無い行為である以上、コスパ・価格重視であれば否応なしに白い卵&一番安い卵を選んでおけばOKです。ですが、餌に農薬が無いか&健康状態の良いニワトリが産んだ卵を食べたい場合は、茶色い殻の卵&生産地を見ることをオススメします。

私が食べた中で、濃厚&甘みのある卵でオススメの卵は【富士山麓のたまご】がオススメです。

6個318円と高いものの、富士山麓の水を使い、暑い環境が苦手なニワトリを考慮し、涼しい環境で育てているのがポイント。

食べた感想についてはオイシックスの卵vsスーパーの卵で卵かけご飯を食べ比べて分かった3つの事でまとめてますので、是非検討してみてください。

今回は以上です。

 

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